スイスツェルマット1日目

 

 

 

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視察4日目、知事と観光部職員と共に、早朝からスイスチューリッヒへ移動し、観光カリスマの山田桂一郎氏の案内で、鉄道を乗り継ぎ約3時間、世界的有名な観光地ツェルマットへ移動、人口5,800人のこの地域は、行政のトップはいますが、ブルーガゲマインドという地域共同体(長野市で言えば住民自治協議会のようなもの)が地域を運営し、大きな課題については住民投票決めていきます。この地域では、ガソリン車は乗り入れ出来ず、電気自動車が走っています。これも住民投票で決した結果で、スイスは、日本とはまるで逆で、自らのことは地域で決め、まさに真の地方創生を実現している国であります。
地域共同体代表、観光局代表等と観光を中心とした地域の特性について懇談。観光については、120ホテル、7000ベッド、アパートメント(コンドミニアム)7000ベッド、レストラン108、マウテンレストラン49、バー53があり、世界から毎年200万泊し、内訳はスイス40%、ドイツ11%、イギリス8%、日本・アメリカ4%、日本人は夏に多く訪れます。スキーリフト360km、夏スキー21km、ケーブルカー34km、夏のハイキングコース400km、冬のハイキングコース70kmが敷設されていて、現在マウテンバイク専用コース作っています。現在はオフシーズンで、ホテルの改築や道路の補修など行われていました。メインは冬でありますが、1年中世界中から多くの観光客が訪れ、75%がリピーターであります。住民は多くが観光業に従事し、意識が高く、地域に誇りを持って働いているようであります。ここで働きたいのなら、4ヶ国語を話すことが最低の条件のようです。地産地消の意識も高く、この地域を走る電気自動車は、ツェルマット内の2社が地域内から材料を調達しハンドメイドで作り、1,300万円で売ると、地域の循環システムが構築されていて、スーパーでもまずスイス産の物から売れるようです。電気自動車の免許証も独自に発行、交通ルールについてもこの地域独自で、まさに治外法権、自分たちのことは自分たちの決めていく、真の地方分権の在り方であると思います。

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